襖紙(特に戸襖)のシワについて、湿度のお話
梅雨時期や夏の長雨になると「襖にシワができた!」というご連絡をよく頂戴します。
納品時には上記のように襖紙がピン!と張った状態でもお部屋の湿度を襖紙が吸収するため、襖紙がシワシワになったり一部シワができたり、垂れ下がったりする場合もあります。でも、ご安心ください!梅雨や長雨が終わり乾燥すれば襖紙はまた、ピンと!しっかり戻ります。特に戸襖にその傾向が顕著に現れますが、そもそも襖紙は室内の水分を吸収し、湿度を調整してくれる効能も持ち合わせているのでシワができたり、乾燥してピン!と戻ったりするのは紙が生きている証でもあります。
戸襖は施工時に四方の縁10センチ程度の部分にボンドを使って襖紙を貼ります。
ですので、真ん中部分には空気が入っております(上記写真参照)。施工完了直後には襖紙が水分で伸びており、この部分が膨張しています。これが半日ほど経過すると水分が飛び、ピンと張った戸襖となりますが梅雨や長雨時には紙が空気中の水分を吸収するため、シワや垂れ下がりができる場合があります。これは襖紙(特に板襖)では正常な紙の機能ですので、ご安心くださいませ。
なお、高湿度の場合の戸襖のシワや垂れ下がりが気になる方には板襖への襖紙の全面糊付けをいたしますのでお気軽にご相談くださいませ。全面のりではれば、シワが出来ることはありません、しかしながら襖紙本来の機能である空気中の水分を吸ってくれ、居室内の湿度コントロールする機能は完全に失われますのでご了承くださいませ
張替え時の免責事項
<網戸>
・中桟【網戸中部に渡されている金属製横棒】のない大型網戸は新しい網をつけることにより網戸真ん中部分が反ってしまい、網戸開閉時に1MM程度の隙間ができてしまう場合もあります。最善の努力は致しますが施工後の免責や施工そのものをお断りする場合もございます。
<襖>
・襖分解時に木枠に小さなキズが入る場合があります
・戸襖のベラが劣化している場合、襖紙カットの際に直線的にならない場合があります
・襖紙は湿度が高い時にシワやたるみが発生します
<障子>
・湿度が高い時にはシワやタルミが発生します
・建て付けがキツく、障子本体が敷居鴨居に潰されている場合、紙にシワが出来る場合があります
<畳>
・新しい畳は湿度を吸収しやすいため、カビが生えやすくなっています。施工後1年程度はコマ目な空拭きを心がけてください
特徴
・夫婦で貼替え職人をしています
・ご反響の電話には必ず栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
・見積もりには必ず私達が伺います
商材紹介
・襖張替え
保有資格
・宅地建物取引主任士
・ファイナンシャルプランナー
・証券外務員
・感染対策アドバイザー
・高所作業車操縦免許