和紙畳と襖の張替えで和室が生まれ変わる
和紙畳とは?メリットと特徴
最近の和室リフォームで人気が高まっているのが「和紙畳(わしたたみ)」です。
従来のい草畳と違い、和紙をこより状にして樹脂コーティングした素材でできており、耐久性・防カビ性・防汚性に優れています。

和紙畳の主な特徴
- 色が選べる(グリーン・ブラウン・グレー・ベージュなど20色以上)
- 日焼けしにくく、長期間美しさを保つ
- ダニ・カビが発生しにくい
- い草より耐久性が高く、子どもやペットのいる家庭でも安心
和紙畳は、和室の雰囲気を大きく左右する「色合い」を自由に選べる点が最大の魅力です。たとえば、淡いグリーンやベージュを選べばナチュラルで落ち着いた印象に、グレーやブラウンを選べばモダンでスタイリッシュな空間に変わります。
襖(ふすま)の張替えで空間全体の調和を
畳と同時に張り替えると効果的なのが「襖(ふすま)」です。
今回施工したのは、「板襖」と「段ボール襖」という2種類のタイプでした。
板襖(いたぶすま)とは
内部に木の板が入っている襖で、しっかりとした重みと高級感があります。
断熱性・防音性に優れており、主に居間や来客用の和室に使われます。
今回は、木目調の縁とベージュ系の襖紙でまとめ、和紙畳のナチュラルカラーと調和させました。
段ボール襖とは
軽量でリーズナブルな襖。内部が段ボール構造になっており、動かしやすいのが特徴です。
古くなると波打ちやへこみが目立ちやすいため、本来は新調交換が必要ですが、今回は上張りでコスト削減。若干の反りを免責として施工いたしました。
板襖と同じ襖紙で貼り替え、光を取り込みやすい印象に仕上げました。

色合いのバランスで印象が変わる
和室は「畳・襖・障子」の3要素で空間の印象が決まります。
特に、畳と襖の色の組み合わせは部屋全体の雰囲気を大きく左右します。
柔らかく温かみのある空間に
和紙畳を「ベージュ×グリーン系」に、襖を「生成り」や「木目調」で揃えると、自然光に馴染むやさしい印象に。年配の方にも人気の落ち着いた和室になります。
モダンで落ち着いた雰囲気に
今回は採用しませんでしたが、グレーやブラウン系の和紙畳に、白や黒の襖紙を合わせると、現代的でシンプルな印象に。マンションの和室リフォームでも人気の配色です【ご参考まで】
張替えのタイミングと費用の目安
張替えの目安
- 和紙畳:10〜15年に1回(色褪せしません)
- 襖:5〜10年に1回(湿気や色あせが出てきたら交換)
費用の相場(一般的な6畳間)
- 和紙畳の表替え:1枚あたり12000〜20000円
- 襖張替え:1枚あたり3900〜16000円(種類・柄による)
畳と襖を同時に張り替えることで、色合いを統一でき、工期も短縮できます。
職人に直接依頼することで、中間マージンを省いた適正価格での施工も可能です。

実際の施工事例:和紙畳×板襖・段ボール襖の組み合わせ
今回の現場では、グリーンの標準的な和紙畳を採用。
襖は「板襖」「段ボール襖」ともに明るい色を選びました。
自然光を反射して部屋全体が明るく、清潔感のある和室に仕上がりました。
畳の色に合わせて襖紙を選ぶことで、「落ち着き」と「明るさ」のバランスが取れた空間になります。
見た目の美しさだけでなく、居心地のよさも格段に向上しました。
まとめ:色合いを意識した張替えで“和の心”を残すリフォームを
和紙畳と襖の張替えは、単なる修繕ではなく「空間の再設計」です。
色合いの組み合わせ次第で、和室は「古い」から「上質」へと生まれ変わります。
畳・襖ともに、素材選びと配色を職人と相談しながら決めることで、長く快適に過ごせる和室をつくることができます。

当店の特徴
その1・夫婦で貼替え職人をしています
その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
その3・見積もりには必ず栗田が伺います
その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています
商材紹介
・襖張替え
お客様の声というコンテンツへの弊社の思い
当店ではHPに【お客様の声】というページを作っていません。その理由とは
保有資格
・宅地建物取引主任士
・ファイナンシャルプランナー
・証券外務員
・感染対策アドバイザー
・高所作業車操縦免許







