新調畳(建材床二型)|下地不良現場での施工対応事例
今回は、新調畳の施工事例をご紹介します。仕様は建材床二型に国産の和紙表を使用。建材床の安定性と、色落ち防止を両立した構成で、耐久性と実用性を重視した選択です。見た目だけでなく、日常使用における快適性と長期的な持ちを考えた仕様になります。
一般的に新調畳は、既存の部屋寸法に合わせて製作し、敷き込むことで完了します。しかし今回の現場は、その前提が通用しない状態でした。原因は、事前に施工された大工工事による床の精度不良です。
下地精度のズレが施工難易度を大きく引き上げる
現場確認を行った段階で、床の高さ・幅ともにバラつきが大きく、部屋全体としての基準が取れない状態でした。具体的には、場所ごとに数ミリ単位で高さが異なり、水平が出ていない。また、部屋の寸法自体も完全な矩形ではなく、壁の歪みや角度のズレが存在していました。
このような状況では、既製寸法での畳製作は成立しません。仮に通常通りのサイズで納めた場合、畳同士の隙間や突き上げ、段差といった不具合が発生します。見た目だけでなく、歩行時の違和感や沈み込みの差として日常的なストレスにつながるため、単純な施工では済まされない現場です。

現場合わせによる一枚単位の調整
対応として行ったのは、部屋全体の再測定と、畳一枚ごとの個別設計です。対角寸法や壁のクセも含めて全体の歪みを把握し、そのうえで一枚ごとにサイズを変えて製作していきます。いわゆる「現場合わせ」の工程です。
さらに重要になるのが厚みの調整です。床の高さが揃っていないため、同じ厚みの畳を敷くだけでは平滑性が出ません。そのため、各所の高さに応じて畳の厚みをミリ単位で変え、最終的に表面がフラットになるよう調整します。
この工程は、見た目では判断できない領域です。しかし、歩いたときの感触や沈み込みの均一性に直結するため、品質を左右する最も重要なポイントでもあります。
効率よりも整合性を優先する判断
正直なところ、このような現場は効率が良いとは言えません。通常の新調畳に比べて、採寸・製作・調整すべての工程で時間と手間がかかります。しかし、ここで工程を簡略化すると、後から必ず不具合が発生します。
畳の浮きや沈み、隙間、見た目のズレなどは、施工直後ではなく使用していく中で顕在化することが多い問題です。だからこそ、施工時点でどこまで整合性を取るかが重要になります。
今回の現場でも、効率ではなく「長く問題なく使える状態」を優先し、すべて現場合わせで対応しました。
最終仕上がりと現場対応力
最終的には、全体として違和感のないフラットな仕上がりに調整完了。見た目の収まりはもちろん、歩行時の感触にもムラが出ない状態に仕上げることができました。
こうした下地不良の現場では、単なる製品としての畳ではなく、「現場に合わせて納める技術」が求められます。経験値と判断力がそのまま仕上がりに直結する領域です。
新調畳は下地確認が前提
新調畳・表替えともに対応可能ですが、今回のように下地の状態によっては追加の調整作業が必要になるケースがあります。そのため、当店では必ず現地確認を行い、状況を把握したうえで最適な施工方法をご提案しています。
見た目だけ整えば良いという仕事ではなく、長期的に快適に使える状態を作ることが前提です。下地の精度に不安がある場合でも、対応方法はあります。
まずは現地確認・無料見積りから対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
畳のお話 完結版

当店の特徴
その1・夫婦で貼替え職人をしています
その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
その3・見積もりには必ず栗田が伺います
その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています
商材紹介
・襖張替え
お客様の声というコンテンツへの弊社の思い
当店ではHPに【お客様の声】というページを作っていません。その理由とは
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