主要建築メーカーの特殊性抜粋
今回は、大手建築メーカーごとの建具(網戸、ふすま、障子)や畳などの特殊性を抜粋してみます。
セキスイ
セキスイの網戸は年代により様々な仕様がありますが、掃き出し窓の網戸幅が若干広く作られている場合があります。具体的には93センチほどあるケースが多く散見されます。一般的な網戸のロールが約90センチ幅ですので幅広用防虫網を使わないと張れないケースもしばしば。注意が必要です。

また、網戸本体の上部がレールへの差し込みではなく、この字型の受けに網戸本体をはめ込む形式を採用しているケースも少なくなく、網戸本体の新調時には注意点の一つになっています。

網戸本体の中央に横渡している中桟と呼ばれる補強棒が一般メーカーとは逆に建物外側についているのも特徴です。年代によっては網戸を抑えるゴムパッキン(ビート)も一般的には外側ですが、セキスイ仕様では中側にある物もあります。
- 網戸の抑えがゴム(ビート)ではなく、プラスティックパッキンを使っているセキスイの建物もよく見かけます。この場合、川口技研製作のプラスティックパッキンで施工することになりますが技術を必要とする事と、部材はゴムビートの10センチ単価で10倍以上の金額となるため、予めよく説明したうえで施工をさせていただきます。他の建具屋やシルバー人材センターなどでは施工を断られるケースも多いです。まずは当店にご相談ください
ミサワ
私どもがカバーするエリアですと稲敷市光葉は開発分譲時にミサワが建てた物件がいまでも多く残っております。また、取手市桜ヶ丘でも相当数のミサワ物件を見てきました。その中で多くのお施主様が悩まれているのがミサワ仕様の超丈長ビニル製畳のメンテです。


畳と畳とをプラスティク製のクリップのようなもので止めており、なおかつ薄畳のため同じ仕様での張替えは極めて困難、もしくは極めて高額となります。

- 壁側の畳の下にもプラスティックのクリップのようなものがついており畳職人泣かせとなっています。今後も和室として使われるようであれば薄畳での新調を推奨しますが、大工工事があわせて必要になる場合があります。ミサワの特殊畳でお悩みの方は金沢屋龍ケ崎店までまずはご一報くださいませ
- また、上記分譲地区のミサワの建物は襖が芯材が発泡スチロールでできた丈長の襖を採用されていることが多いです。高さ2メートルの発泡スチロール襖ですと襖紙によっては丈が足りない場合もあります。具体的には当店の高級織物襖紙【松クラス】ですと2メートル丈の襖本体には丈がたりません。また、発泡スチロール襖は本襖と違い四方の枠を外すことが出来ないため、汚れた場合には【襖の新調】か【古い襖紙の上貼り】の2択となります。後者の上貼りの場合、古い襖表面の凸凹が新しい襖の表面にも露呈しますので、上記をご了承いただいたうえで施工をさせていただいております。
- ミサワのこの年代の建物は障子にアルミ素材を採用している事があります。アルミ障子本体は障子紙と本体の設置面(糊付け面)に澱粉糊が張り付くようコーティングがされていますが、経年劣化によりこのコーティングが剥げていることも多く貼ることができる紙の種類が限定されます

上記はアルミ障子で糊面のコーティングが経年劣化で剥がれ落ちてしまった実際の写真です。
大和ハウス(ダイワ)
- ・取手市桜ヶ丘など30年ほど前に分譲された場所では襖に特殊な素材、形状を有するものがあります。枠がアルミ、本体が表面コーティングされた紙(一見、アルミ箔のように見えます)のため、当店では板襖としての施工方法を採用していますが、古い紙の接着面がボントとの相性が悪いこともあり、短期間で剥がれ落ちる可能性がある旨を説明し、ご了承いただいた場合にのみお仕事をさせていただいております。基本的には今後も張替えが容易な本襖への新調を推奨しております。
- 丈長の襖、丈長の障子、丈長の網戸が設置されている事が多いため、商材の選定には十分な説明を実施させていただいております
一条工務店
- 網戸が中桟がなく、なおかつ2メートル超の場合も少なくないため施工にあたっては注意と技術が必要になります

中桟とは、アルミ網戸本体の中央部にあるべき補強棒の事をさしますが、30年ほど前の一条工務店の建物ではこの中桟を使わず、室内からそとの景色が見えやすい視認性重視のスタイルを採用していたようです。中桟がなく、丈も長い網戸のため、通常の張り方をするとアルミ本体に歪みがでて隙間ができるという大きな欠点を持っています。当店では、職人の技術と経験でできる限りこの歪み、反りを軽減した網戸張替えを実施していますのでまずはご一報ください
- シャッターが無い、、。一条工務店では強化ペアガラスをはめ込むことにより強盗に割られないガラス窓を設置している時期があったようです。モデルルームなどでこのガラスサンプルをハンマーで叩く実演を経験し、一条工務店の購入を納得されたお施主様も多いハズ。しかしながら凶悪化するこの数年の強盗、強盗殺人、空き巣などのニュースで新たに費用をかけてシャッターを設置されたケースもあります。また、素材は必ず経年劣化していきますので強化ペアガラスにさらにCPマーク付き防犯フィルムの施工をご依頼いただいたケースもあります。
住友
- 襖が本襖(中に木製骨組みがある従来型)ではなく、段襖(芯材が段ボールの襖)であったケースを見てきています。段襖は軽量である利点はあるものの、張替えには不向きです。四方の木枠を外す事ができないため古い段ボールの上に重ねて貼り付ける施工方法しかできません。また、段襖が張替えに適さない最大の欠点は、上からの重ね張りをした際に本体の【反り】が出ることです。反ってしまうことで、襖同士が干渉し動かなくなる可能性があります。襖紙を両面から時間の間隙をおかず同時施工することで【反り】の確率を下げることはできますが、上記の説明を十分にさせて頂き、ご納得いただいてからの受注とさせて頂いております。
- プラスチックが多用された網戸本体。小窓が多いため、横開きだけでなく開き戸タイプの網戸が多用されているケースがあります。小窓の開き戸タイプの網戸は一部プラスティックが使われており、経年劣化とともに割れ、欠け、が出てきます。このプラスティック網戸を無理やり建物から外すと修復不可能な破損を招く可能性があるため、網戸を建物から外さず現地での張替え施工を推奨しております。

当店の特徴
その1・夫婦で貼替え職人をしています
その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
その3・見積もりには必ず栗田が伺います
商材紹介
・襖張替え
保有資格
・宅地建物取引主任士
・ファイナンシャルプランナー
・証券外務員
・感染対策アドバイザー
・高所作業車操縦免許
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