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クロス張り替え“腐食発見”…ボード補修まで1日完了した事例

室内クロスの張り替え工事は、見た目を一気に新しくする人気メニューです。
しかし実は、表面のクロスをめくって初めて気づく“隠れたトラブル” が少なくありません。

今回は、実際の現場で発生した
「ボード(石膏ボード)が腐食していたケース」 を紹介します。
同じようにお住まいの状態に不安を感じている方の参考になるはずです。


■ クロスをめくった瞬間に分かった「下地の異常」

一般的に、古いクロスの裏側には経年劣化による汚れが付いている程度。
ところが今回は、めくった瞬間に明らかにボードがふやけている状態が見えました。

  • 指で触ると柔らかい
  • 表面がポロポロと崩れる
  • 明らかに湿気を吸った跡がある

この時点で「クロスだけ張り替えても持たない」と判断。

原因の多くは以下のパターンです:

  • 結露が何年も繰り返されていた
  • 過去の雨漏れの跡がそのまま放置
  • 内部の通気が悪く湿気が溜まっていた

“見えないところ”だからこそ、傷みは気づきにくい。
クロス工事がきっかけで早期発見できるのは大きなメリットです。


■ そのまま貼るのは危険。補修を即決した理由

ボードが腐食していると、次のような問題が起こります:

  • クロスがすぐ剥がれる
  • 接着剤が効かない
  • 数ヶ月で再発して余計な費用がかかる

「その場しのぎの工事」は行いません。
劣化したボード部分を切り取り → 新しいボードを補修 → パテ処理 → クロス施工
という流れで、根本から直す必要があります。


■ ■ 当日の作業工程(すべて1日で完了)

今回は腐食していた部分が限定的だったので、その日のうちにすべて仕上げる段取りを組みました。

▶ ① クロスめくり

古いクロスを丁寧にはがし全体の状態を確認。

▶ ② 腐食部分の切り出し

傷んだボードだけを綺麗にカット。

▶ ③ 新しい石膏ボードを補修

既存の下地と面を合わせて施工。

▶ ④ パテ処理(2〜3回)

段差を無くし、クロスがフラットに仕上がるよう調整。

▶ ⑤ 新クロスを貼って完成

夕方にはしっかり乾燥し、無事仕上がりました。

「1日でここまでやってもらえるとは思わなかった!」と
お客様も驚かれていました。


■ 普段見えない場所ほど、早めの点検が大事

クロスの浮き、シミ、カビの発生……
これらは下地のSOSサインになっていることが多いです。

「クロスを新しくしたいだけなのに大工事になったら困る」
そう思う方もいますが、今回のように

  • 限定的な腐食
  • 原因が明確
  • 乾燥状態が良好

であれば、1日で補修+張り替えまで完了できます。


■ 地元密着の職人だからこそ言えること

ボード補修は“見逃されやすい工程”。
仕上がってしまえば誰にも分かりません。

だからこそ、
「見えない部分をどれだけ誠実に直せるか」
が職人の価値であり、長持ちさせる最大のポイントです。

金沢屋では、
クロスだけでなく下地まで含めた“本当に長持ちする施工”を心がけています。


■ まとめ:クロス張り替えは「下地チェック」が命

今回のポイントをまとめると:

  • クロスの下地が腐食しているケースは珍しくない
  • 放置するとクロスがすぐ剥がれ、費用が倍になる
  • 状態次第では補修〜クロス仕上げまで1日で可能
  • 下地を誠実に直すのが長持ちの秘訣

当店の特徴

その1・夫婦で貼替え職人をしています

その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ

その3・見積もりには必ず栗田が伺います

その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています

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