大工減少の時代──小さな修繕こそご相談ください
「頼める大工がいない」現場の悲痛な声
「扉の建て付けが悪い」「鴨居がすれて戸が開かない」「小さな補修をお願いしたい」
──そんな相談を受けるたびに、共通する言葉があります。
「近所の大工さんがいなくなってしまって、どこに頼めばいいかわからない」
今、全国で“組み立て専門”の大工ばかりが増え、細かい仕事のできる大工がいないという声が相次いでいます。
新築やリフォームの現場ではチーム単位の施工が主流となり、個人で動ける「修繕職人」が激減しているのです。
データが示す“大工消滅”のリアル
かつて日本には約90万人いたとされる大工職人。
しかし2023年には30万人前後まで減少し、2030年には20万人を切ると予測されています(国交省・業界団体調べ)。
さらにその約4割が55歳以上。
一方、29歳以下の若手は1割前後しかいません。
つまり、10年後には現場の半数以上が引退を迎える可能性があります。
若手が育たない理由は明確です。
・見習いの受け入れが減った
・収入が安定せず、独立が難しい
・建設業全体が「きつい・汚い・危険」と敬遠されている
この結果、「細部まで気を配る」「建具や框を調整できる」ような繊細な職人技が、急速に失われつつあります。

“組み立て大工”は増えても、“修繕できる職人”がいない理由
住宅現場では「構造を組み上げる大工」は増えていますが、「建具を合わせる」「戸を削る」「下地を直す」といった微調整や修繕の職人がほとんどいません。
理由は次の3つです。
- 利益構造の変化
大手業者が主導する分業化の中で、小修繕は「割に合わない仕事」とされ、後回しにされがちです。 - 技能伝承の断絶
調整や修繕は「感覚」で覚える技術。現場で“目で盗む”文化が薄れ、教える人がいなくなっています。 - 地域職人の高齢化と減少
昔ながらの“町の大工”が引退しても、後継がいない。
その結果、**「頼みたいけど頼めない」**という地域の空白が生まれています。
小さな修繕こそ、暮らしを守る仕事
近年の災害や地震のたびに、「家のちょっとしたゆがみ」「戸の立て付け」「ガラスのひび」「床の沈み」など、
一見小さな不具合が、実は安全に直結するケースが増えています。
しかし、こうした仕事を引き受けてくれる大工が見つからない──。
それがいま、日本の住宅現場の現実です。
「家を新築する職人はいるが、守る職人がいない」
この言葉こそ、現代の建築業界の問題を象徴しているといえるでしょう。
私たちは「修繕できる職人」として残る道を選びました
私たちは、**“細かい仕事ができる職人”として、地域に根を張り続けています。
建具や襖、障子、網戸、ガラス、床、クロス、ちょっとした木工修繕まで──。
「小さいから悪い」ではなく、「小さいからこそ大切」**だと考えています。
古い家は直せばまだまだ使える。
暮らしの“呼吸”を取り戻すのは、こうした小さな仕事の積み重ねです。

「組み立て」から「守る」へ。新しい大工像を
これからの時代、大工の仕事は「家を建てる」だけでなく、「家を守る」フェーズへと移りつつあります。
私たちはこの流れを“修繕大工=再生職人”として定義しています。
建物の寿命を延ばし、住む人の安心を保つ。
そのために必要なのは、構造の知識と手の感覚を併せ持つ職人です。
その一方で、私たちは「若手職人の育成」にも力を入れています。
壁紙や建具の修繕を学ぶ短期講座を開き、
“組み立てだけで終わらない職人”を育てる仕組みを作っています。
大工が減る時代だからこそ、私たちにご相談ください
家の困りごとを、もう「諦める」必要はありません。
私たちは、“地域の修繕駆け込み寺”として、
襖や障子の貼り替えから、網戸、床、壁、建具の微調整まで、
**「大工がやっていた細かい仕事」**を今も引き継いでいます。
大工が減るこの時代だからこそ、
**「手で守る職人」**の存在が、家を、地域を、家族を守ります。
どうぞ、まずは一度ご相談ください。
壊す前に、直す。
それが、私たちの誇りです。

当店の特徴
その1・夫婦で貼替え職人をしています
その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
その3・見積もりには必ず栗田が伺います
その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています
商材紹介
・襖張替え
保有資格
・宅地建物取引主任士
・ファイナンシャルプランナー
・証券外務員
・感染対策アドバイザー
・高所作業車操縦免許







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近年の強盗、空き巣被害の多数のニュース報道を受け、防犯貫通防止フィルムの施工を強化中です
看板犬ワーロン
マルチーズとプードルのMIX犬(マルプー)を飼っています。名前は看板犬ワーロン!工房奥の部屋でいつも暇そうにしていますのでお気軽にお立ち寄りくださいませ。
