🪵 畳を替えようとしたら…まさかのシロアリ!
「そろそろ畳の表替えをしよう」と軽い気持ちで始めた工事。
しかし、いざ畳をめくってみると、そこには思いもしない“異変”が潜んでいました。
今日は、実際の現場で起きたシロアリ被害の事例を写真付きでご紹介します。
🔍 畳をめくると見つかった「無数の穴」と「ありの道」
お客様のご依頼は「畳の表替え」。
長年使ってきた畳が日に焼けてきたため、新しい表に張り替えてリフレッシュしたいという内容でした。
しかし、畳を一枚めくった瞬間、違和感が。
畳の裏に細かい土の筋のようなものがあり、さらに木枠部分に無数の小さな穴。
その瞬間、「これはおかしい…」と直感しました。

🐜 床下に潜って確認すると…そこは“ありの道”だらけ!
すぐに床板を一部穴あけして床下に潜って確認。
懐中電灯を照らした瞬間、思わず息を飲みました。
束(つか)や根太(ねだ)、大引きの木材の表面には、
**土でできたシロアリのトンネル=蟻道(ぎどう)**がびっしり!
一見、木が無事そうに見えても、中は空洞になっている部分もあり、
指で軽く押すだけでボロッと崩れる状態でした。

スカスカの木部
💡 シロアリは「湿気」と「暗さ」を好む
今回のお宅は築30年以上。
床下の換気が悪く、梅雨や夏場は湿気がこもりやすい環境でした。
さらに北側の部屋ということもあり、湿気+暗さが揃ってシロアリにとって理想的な環境。
実際、床下の土は常にしっとりしており、木材の水分量も高め。
こうした環境では、畳をいくら新しくしても根本的な解決にはなりません。
🧰 まずは「駆除」と「構造の補修」から!
お客様に状況を説明し、畳の表替え工事は一時中断。
今後、予定している工事は下記
- シロアリ駆除専門担当・宮本による薬剤処理
床下全体と木材部分に薬剤を散布・注入。
再発を防ぐため、蟻道の周囲もしっかり処理します。 - 大工による構造材の交換補修
被害の大きかった束柱と根太を新しい材に交換。
一部は金属ジャッキの束に改変予定
この工程が終わって、ようやく「畳を戻せる」状態になります。
🌿 新しい畳は最後の施工
駆除・補修が完了した後にようやく畳の施工が再開できます。今回はシロアリ駆除と大工工事が終わってから。しばし畳担当・岡村は準備して待つことになりました
📸 写真で見るシロアリ被害




写真で見ると一目瞭然。
「畳の交換工事」が「床下リフォーム」になるケースも、実は少なくありません。
🏠 放置すると危険!畳の“裏側チェック”は大事
今回のようなケースでは、
**「畳が柔らかい」「沈む」「歩くときにきしむ」**といった小さなサインが出ていることがあります。
放っておくと、床が抜けたり、家全体の構造に影響することも。
畳替えを検討している方は、
「ついでに床下点検」もぜひお願いしてください。
たとえ被害がなかったとしても、安心を確認するだけでも価値があります。
✋ 金沢屋からのひとこと
今回の現場を通じて改めて感じたのは、
「見えないところほど大事」だということ。
畳の下、壁の裏、床下の空気の流れ——
表面をいくら美しくしても、土台が傷んでいては本当の安心は得られません。
金沢屋では、畳や建具の工事だけでなく、
床下点検や湿気対策、シロアリ予防などもまとめてご相談いただけます。
「畳を替えたい」「なんか床が柔らかい気がする」
そんな時は、どうぞお気軽にご相談ください。
📍施工エリア:龍ヶ崎・牛久・土浦・つくばみらい・取手・阿見・稲敷・利根町
📞 お問い合わせはプロフィールリンクからどうぞ

当店の特徴
その1・夫婦で貼替え職人をしています
その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
その3・見積もりには必ず栗田が伺います
その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています
商材紹介
・襖張替え
お客様の声というコンテンツへの弊社の思い
当店ではHPに【お客様の声】というページを作っていません。その理由とは
保有資格
・宅地建物取引主任士
・ファイナンシャルプランナー
・証券外務員
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