【ハチ被害急増】スズメバチ“最終防衛線”は網戸だ
小学校で22人刺傷 ― 広がるスズメバチ被害
10月23日、東京都青梅市の小学校で、児童と教員あわせて22人がスズメバチに刺されるというニュースが報じられました。
校庭の一角に巣を作っていたのは「クロスズメバチ」とみられ、専門家によるとこの時期は巣の規模が最大化し、攻撃性も最も高まる季節とのこと。
猛暑が長引いた2025年は、ハチの活動期間も例年より1か月以上長く、住宅街や学校、駐車場など人の生活圏に巣が出現するケースが全国的に増えています。
つまり、「山の奥の話」ではなく、「ごく普通の家庭の庭先」「ベランダ下」「軒下」でも、被害が起こる時期に入っているのです。


↑こちらの写真は今年、我々のグループの植木職人がスズメバチに手を刺された時の写真です・・
外だけではない「屋内侵入」のリスク
「スズメバチなんて家の中には入ってこない」と思っていませんか?
実はそれが、もっとも危険な油断です。
私たち職人が現場でよく見かけるのは、
- 網戸が破れている
- 網目が広がって隙間風が通る
- レールの部分にゴミやホコリが詰まって、網戸が閉まりきっていない
こうした“ちょっとした隙間”から、ハチやアブ、さらにはムカデやクモが侵入します。
特にスズメバチは黒いものや動きを感知して攻撃してくる性質があり、
家の中に迷い込んだ場合、パニック状態になり、居合わせた人が刺されるケースもあります。
実際、国民生活センターの統計によると、スズメバチやアシナガバチによる屋内被害はここ数年で増加傾向にあり、
「玄関や勝手口からの侵入」「網戸の劣化箇所」からの侵入が多いとされています。

網戸は“換気装置”であり“防衛装置”でもある
近年は節電意識の高まりから、エアコンをなるべく使わず自然換気を取り入れる家庭が増えました。
しかし、窓を開けるという行為は同時に“外界との接続”でもあります。
つまり、「風と一緒に虫が入ってくるリスク」も開放するということ。
そこで重要なのが、網戸の機能性と状態です。
網戸は単なる虫よけではなく、
- ハチ・アブ・蚊などの侵入を防ぐ「生体フィルター」
- ホコリ・花粉の侵入を減らす「空気清浄膜」
- 小さな子どもやペットの転落防止の「安全ネット」
これらを兼ね備えた“住まいの守護壁”です。
そして、**その力を100%発揮するためには「張り替え」と「密閉性の確認」**が欠かせません。
どんなに高性能な網でも、破れやたるみ、フレームの歪みがあれば意味がありません。
ほんの1センチの隙間からでも、ハチは侵入してきます。
特に今、張り替えが必要な理由
スズメバチの活動期(8〜10月)は、巣を守る働き蜂が神経質になり、攻撃性が最大になります。
その時期に家の周りで巣を作られたら、最悪の場合、窓を開けた瞬間にハチが飛び込んでくることも。
さらに、秋の終わりは「女王蜂が巣立ち、越冬場所を探す季節」。
暖かい家の軒下や屋根裏、ベランダ下などに侵入しようとします。
つまり、**今まさに“侵入シーズン真っ最中”**なのです。
網戸が劣化していたり、レールにゴミが詰まって閉まりきらない状態は、
ハチにとって“歓迎のサイン”。
防虫どころか「入ってきてOKですよ」と言っているのと同じです。

網戸の張り替えは“防災行動”のひとつ
スズメバチのような大型の昆虫はもちろん、
台風・黄砂・花粉・PM2.5など、外的リスクは年々増えています。
網戸のメンテナンスは、「快適さ」よりも「防災・安全」に直結する行動。
実際、自治体によっては防災住宅改修の一部補助金として認定されるケースもあるほどです。
“網戸張り替え”という小さな作業が、
- 家族を刺傷から守る
- 室内環境を整える
- ペットや赤ちゃんの安全を保つ
という、大きな安心をもたらします。
最後に ― 職人からのひとこと
私たち建具職人は、日々いろんな現場で“予防できたはずの被害”を目にしています。
「去年までは大丈夫だったのに」「少し破れてるけど平気だと思ってた」——
その“少し”が、大きな事故の入り口になるんです。
この秋、ハチが最も活発な時期にこそ、
一度、家の網戸を見直してください。
もし穴やたるみ、レールの動きの悪さが気になるなら、
それはもう張り替え時期です。
網戸は家族を守る“透明な盾”です。
外の風を取り込みながら、見えない危険を遮断する。
それが、私たち職人が守りたい「住まいの安心」そのものです。
当店の特徴
その1・夫婦で貼替え職人をしています
その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
その3・見積もりには必ず栗田が伺います
その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています
商材紹介
・襖張替え
お客様の声というコンテンツへの弊社の思い
当店ではHPに【お客様の声】というページを作っていません。その理由とは
保有資格
・宅地建物取引主任士
・ファイナンシャルプランナー
・証券外務員
・感染対策アドバイザー
・高所作業車操縦免許








