エアコンの清掃を実施しました【現場レポート】
夏や冬に欠かせないエアコン。最近は「お掃除ロボット付きエアコン」が主流になりつつありますが、実はこの“ロボット機能付き”こそ、内部清掃が難しく、トラブルも多い機種です。
今回は、実際に「ロボット付きエアコン」と「通常タイプのエアコン」2台のクリーニングを行った現場を紹介します。
ロボット機能付きエアコンとは?
お掃除ロボット付きエアコンとは、フィルターのホコリを自動で集める機能を搭載した機種のことです。
ダイキン・パナソニック・三菱・日立など、各メーカーから発売されています。
一見便利に見えますが、「自動でフィルターを掃除するだけ」で、内部の熱交換器や送風ファンまでは清掃できません。
つまり、ロボット付きでも内部は汚れ、カビが繁殖するのです。
さらに、ロボット機構がエアコン内部に複雑に入り込んでいるため、分解清掃の手間と時間は通常の約2倍。
業者によっては「ロボット付きは対応不可」と断られることもあります。
通常エアコンとの構造の違い
通常のエアコンは、フィルターの取り外しが簡単で、構造がシンプル。
そのため、分解して高圧洗浄する際も部品の点数が少なく、内部のアルミフィンまでしっかり洗浄できます。
一方でロボット付きは、
- センサー配線
- ダストボックス
- 自動掃除ユニット
などが入り組み、配線を一本間違えるとエラーが発生。
慎重な作業が求められます。
実際の清掃工程(ロボット付きタイプ)
今回はお掃除ロボ付きエアコンを分解洗浄しました。
- 電源オフ・動作確認
リモコン操作でエラー履歴をチェック。動作音や送風状態を確認します。 - カバー・ロボットユニットの取り外し
ここが一番の難所。ビスと配線を外し、ユニットを慎重に取り外します。 - 養生・高圧洗浄
基板を防水シートで覆い、専用洗浄剤でアルミフィンと送風ファンを徹底洗浄。
黒い汚水がバケツに溜まり、内部のカビ汚れが目に見えて流れ出ます。 - リンス・乾燥・組立て
洗剤を完全にすすぎ、自然乾燥。分解した部品を順に組み戻し、動作チェックを行います。
ロボット付きは、部品点数が多く一台で約2時間半の作業時間。
それでも洗浄後は風が軽く、においも消え、送風音が静かになります。
こんなにも汚れが出てきました。

通常タイプのエアコンクリーニング
続いて、和室の通常タイプの清掃を実施。
構造がシンプルなため、分解~洗浄~組立まで約1時間半で完了しました。
こちらもアルミフィンから黒い汚水が出て、内部のカビが一掃。
使用した洗剤は、アルカリ性非塩素タイプ。樹脂やアルミフィンを傷めず、家庭にも安全な仕様です。

ここまで綺麗になります!



清掃後の効果
2台とも洗浄後、明らかに風量アップと冷暖房効率が改善。
電気代の節約にもつながります。
また、お客様からはこんな声をいただきました。
「お掃除ロボ付きでも中はこんなに汚れてたなんて驚きました」
「ニオイが完全に消えて快適です!」
とくにロボット付きは構造が複雑なため、自己分解は絶対にNG。
プロによる分解洗浄をおすすめします。
お掃除ロボ付きでも“年1回”はプロ洗浄が必要
「ロボ付きだから掃除しなくていい」と思いがちですが、実際は内部カビや油汚れは除去されません。
特に、ペット・キッチン併設・タバコなどの環境では1年で相当の汚れが溜まります。
ロボット付きも通常タイプも、理想は年1回のプロ清掃。
夏前の5月~6月、または冬前の11月頃がおすすめです。
職人からのひとこと
現場で感じるのは、「自動お掃除=万能」ではないということ。
むしろロボ機構のホコリが詰まり、ファンの風量が落ちているケースが多いです。
特に小さなお子さんやアレルギーをお持ちの家庭では、内部のカビ除去は健康面でも重要。
外から見えない部分こそ、職人の腕が問われます。
まとめ
- ロボット付きも内部カビは蓄積する
- 分解構造が複雑で、対応できる業者は限られる
- 通常タイプは短時間でスッキリ
- 年1回のプロ清掃で寿命と電気効率がアップ
ロボ付き・通常どちらも、清潔な風が出るかどうかは内部の状態次第。
「風が弱い」「ニオイが気になる」と感じたら、早めの点検・洗浄をおすすめします。

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