網戸の常識が変わった「グラスファイバー」一択時代へ
職人としての結論:これからの網戸は“細目グラスファイバー”がスタンダード
これまで弊社では、長年「グラスファイバー網戸」に重きをおきて施工してきました。
理由はただひとつ、耐久性と見た目の美しさのバランスが最も優れているからです。
そして今回、そのグラスファイバー網戸をさらに進化させた「目の細かいグラスファイバー網戸」へと変更しました。
より目の細かい素材で、防虫性能が一段と高まっています。
紫外線の脅威 ― 近年のPP網戸ではもたない現実
ここ4~5年の夏の日差しは、昔とは比べものになりません。
紫外線の強さが尋常ではなく、ポリプロピレン(PP)製の網戸ではすぐに劣化してしまうのが現場の実感です。
PPは軽く安価で扱いやすい反面、紫外線に弱く、
・数年で紫外線の影響がでる
・さらに劣化すると白い粉が出る
といったトラブルがを絶ちません。
20年以上職人をしている私の元にはリピーターとして張り替えに度々、呼ばれるケ
ースも多く、
「せっかく新品にしたのに…」と残念がるお客様も少なくないのです。

グラスファイバーは“強い”が、“荒い”というジレンマ
一方でグラスファイバーは紫外線にも強く、形も崩れません。
一度張れば10年近く持つケースもあります。
ただし、従来のグラスファイバー網は目がやや粗いという弱点がありました。
細かい虫(コバエ・ユスリカなど)に悩む地域では、
「防虫性が心配だから」とPPの33メッシュを選ぶお客様も多かったのです。
この“耐久性と防虫性のトレードオフ”をどう解決するか。
それが、私たち職人にとって長年の課題でした。
「目の細かいグラスファイバー」 ― 強さと細かさの両立
そこで登場したのが、今回採用したグライスファイバー24メッシュです。
ガラス繊維の耐久性をそのままに、網目をより細かく織り上げた新構造。
従来商品から密度を高め、見た目はほとんど変わらないのに、
細かな虫の侵入をしっかり防ぎます。
「18メッシュ・24メッシュ」のPP網戸はもう時代遅れ
昔は18メッシュ、24メッシュといったPP網が主流でした。
しかし現在の住宅環境や気候を考えると、それでは防ぎきれません。
・現代の日射量では劣化が早い
・河川や田畑が近く、コバエ・ユスリカの発生が多い
こうした現代住宅の事情を踏まえると、
「18メッシュ・24メッシュでは不十分」と言わざるを得ません。
“細目グラス”が標準仕様――これが、令和時代の新しい常識です。

さらに防虫を求めるなら:PP33メッシュという選択も
グラスファイバー24メッシュでほとんどの環境に対応できますが、
「とにかく虫を1匹も入れたくない」という方には、PP33メッシュもご提案しています。
ただし、この素材は紫外線に弱く、4年程度からの張替えが想定。
こまめなメンテナンスができる方向けです。
つまり、
- 長持ち重視 → グラスファイバー
- 防虫特化 → PP33メッシュ(頻繁張替え前提)
という2パターンの考え方になります。
職人の立場から見ても、長い目で見たコスパと満足度のバランスはグラスファイバー24メッシュが上です。
現場の実感:細目グラスの仕上がりは“美しい”
最後に、施工した職人としての感想を。
細目グラスファイバーは、ピンと張ったときの面が非常に美しい。
たわみが少なく、網のラインがシャープに見えるため、窓まわりの印象が締まります。
また、光の反射が少ないため、室内から外の景色が自然に見えるのも大きなメリット。
※光反射でプライバシーを守りたい方はプライバシーネットをお選びください
機能だけでなく、見た目にも“質感の差”がはっきり出ます。
これを一度体験すると、もう他の素材には戻れません。
まとめ:時代に合わせた「網戸のアップデート」を
気候が変わり、紫外線が強くなり、虫の種類も増えている。
そんな今だからこそ、網戸も時代に合わせて進化させる必要があります。
- PPは軽くて安いが劣化が早い
- 従来のグラスは強いが粗い
- グライスファイバー24メッシュは、その“いいとこ取り”
弊社はこれからも、この素材を定番として採用し続けます。
「耐久性」と「防虫性」と「見た目の美しさ」、すべてを両立した最新の網戸。
ぜひご自宅でその違いを実感してください。

- 左が新商品、右が旧来型のグラスファイバー網戸

当店の特徴
その1・夫婦で貼替え職人をしています
その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
その3・見積もりには必ず栗田が伺います
その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています
商材紹介
・襖張替え
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当店ではHPに【お客様の声】というページを作っていません。その理由とは
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