【シロアリ被害・美浦村】現地調査レポート
美浦村にて、シロアリ被害の現地調査をご依頼いただきました。
本日は調査のみでしたが、結論を先に言うと──
大引き(おおびき)・根太(ねだ)がトンカチで軽く叩いただけで“スコッ”と凹むレベルの空洞化。
床下の主要構造材がすでに強度を失っており、早急な対処が必要な状態でした。
「床がフカフカする」「歩くと沈む気がする」といった症状を感じていた施主さまの感覚は正しかったと思います。
今回は、調査時の写真と状況をもとに、床下で実際に何が起きていたのかを分かりやすくまとめます。
■ 床下に潜ってすぐ気づいた“嫌な空気”
床下点検口から潜り、懐中電灯を照らした瞬間、木材の色味と表面の荒れ方に「これは深いな」と直感しました。
シロアリ被害の特徴は以下の通りです。
- 木の表面が波打つようにザラザラ
- 触れると柔らかい
- 木の内部だけを食われているため、外側だけが薄く残っている
- 大引きの角が丸くなり、形が崩れ始めている
今回の現場は、この症状が複数箇所で同時に進行していました。

■ トンカチでコツン →「スコッ」と空洞。力はいらないレベル
動画・写真の通り、木材を軽く叩くと空洞音。
さらに少し力を入れるだけで表皮が破れて陥没します。
これは典型的な “内部だけ食われてスカスカ” の状態。
特に深刻だったのは以下の2点。
● ① 大引き(主要な横架材)
建物の骨格を担う最重要部分。
ここが弱ると床の沈み・傾き・最悪の場合は部分的な床の落下に繋がります。
● ② 根太(床板を支える細い材)
こちらも複数本が空洞化。
木目が残っているため一見わかりにくいのですが、内部はほぼ「ミルフィーユ状」にスカスカ。指で押してもへこむ箇所があるほどでした。

■ 何故ここまで進行したのか?
今回の家屋は築年数がやや経っており、以下の条件が重なった可能性があります。
- 風が抜けにくい床下構造
- 湿度が溜まりやすい周辺地形
- シロアリ予防・点検の空白期間
シロアリは“水”がある環境を好むため、湿気+木材の組み合わせはもっとも危険です。

■ 今後の工事計画(ざっくりとした流れ)
現地調査の結果から、以下の工程で進める予定です。
- シロアリの駆除・薬剤散布(床下一式)
既存のコロニーを壊し、再侵入を防止するベース工事。 - 大引き・根太の交換または補強
被害の度合いにより、差し替え・抱かせ工法・鋼製束の併用などを検討。 - 床下の湿気対策
必要に応じて調湿剤・防湿シート・換気改善を行う。 - 床上の沈み・傾きの補正
既存床の状態を見ながらバランス調整。 - 再発防止の定期点検
シロアリは再発率が高く、定期点検が重要。
今回の家は大引きの被害が大きいため、“駆除だけでは終われない” 工程になります。

■ 施主さまへ:早期発見で本当に助かったケース
今回のような被害は、放置すると下記の状況になります。
- 床が抜ける
- 建物全体が傾き始める
- 二次被害で柱・土台まで侵食
- 修繕費が数十万円 → 百万円単位へ
- 売却時の査定に大きくマイナス
逆に言えば、
「床がフワッとする?」と違和感を覚えた時点で点検に呼んでいただけたのは大正解です。

■ 最後に:現地調査で終わらせず、建物を“救う”
写真を見てもらえればわかりますが、床下の大引き・根太は家を支える“心臓部”です。
シロアリは静かに、しかし確実に家の寿命を削っていきます。
今回は施主さまの判断が早かったことで、まだ「救える」範囲に間に合いました。
今後、工事の進捗や補強の様子も随時レポートしていきます。
美浦村周辺で同じような不安がある方は、気軽にご相談ください。

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