【換気扇清掃|外側はキレイでも内側は。。】
本日は、キッチン換気扇の清掃をご依頼いただいたお宅の様子をご紹介します。
写真をご覧いただくと分かりますが、外側は一見とてもキレイ。フィルターも軽く拭かれており、油汚れが目立つわけでもありません。
しかし、分解して内部を確認した瞬間、お客様の表情が一変しました。
“こんなに汚れていたなんて思わなかった…”
ほぼ全てのお宅で同じ反応になります。

■ 外側がきれいでも、内側は必ず汚れる構造
家庭用の換気扇は「油+ホコリ+湿気」を吸い込み、そのまま内部の部品に付着します。
特に以下の3か所は、外側からでは絶対に見えません。
- ファン(内部で回転する羽根)
- ファンケースの内側の溝
- モーター周辺の油膜
この部分が汚れると、ファンの重さが増して回転効率が下がり、吸い込む力が弱まります。
結果として、
- 料理中の煙が部屋にこもる
- ニオイが残りやすくなる
- 周辺の壁紙が汚れる
- コンロ周りのベタつきが増える
など、日常生活への悪影響が出てきます。
■ 放置による“危険性”は想像以上
実は、換気扇の油汚れは単なる見た目の問題ではありません。
放置すると次の危険が生まれます。
● ① 火災リスク
油汚れは可燃性です。
コンロの火が高く上がった時、内部の油膜に引火した事例も報告されています。
特に10年以上掃除されていない換気扇は、油が層になり、火が走りやすい状態になっています。
● ② モーター故障
油が固まってファンが重くなると、モーターに余計な負荷がかかります。
そのまま使い続けると異音が出たり、最悪の場合は故障して動かなくなります。
交換が必要になると、清掃費の何倍もかかるケースも。
● ③ カビと雑菌の繁殖
油にホコリが混ざった部分はカビにとって絶好の温床。
夏は湿気と熱で増殖し、冬は結露で内部が濡れて繁殖します。
料理中にそのカビを吸い込んでしまう可能性もゼロではありません。

■ 実際の現場:外はキレイでも、中は真っ黒のパターン
今回の現場でも、外側のフィルターは比較的キレイでした。
しかし…
- 羽根は油でコテコテ
- 指で触ると糸を引くほど粘着している
- モーターケースに黒い膜がべったり
- 内部は油+ホコリで“ヘドロ状”
外側と内側のギャップが大きく、
お客様も思わず「これは素人じゃ無理だね…」と驚かれていました。
写真では、
✔フィルターは新品のように見える
✔しかし内部ファンは真っ黒
この“落差”が、換気扇掃除の本質です。
■ プロが行う換気扇クリーニングの工程
今回の清掃では、以下の手順で徹底的に仕上げました。
- 本体カバー、フィルターの取り外し
- ファンの完全分解
- 専用洗剤で油膜を分離・分解
- ファンケース内部の手洗い+機械洗浄
- モーター周辺の油膜を慎重に除去
- 乾燥後、全体を組み直して動作確認
羽根一枚ずつ油を落とす必要があり、
家庭用の中性洗剤ではなかなか落ちません。
プロが使う洗剤と浸け置き技術が必須になります。
■ 清掃後の変化は“体感レベル”
作業後、スイッチを入れた瞬間に吸い込み音が変わります。
お客様からも
「回転音が軽くなった!」
「前より煙を吸うのが早い!」
と、目に見えて効果を実感していただきました。
換気扇は見えない場所ほど汚れていますが、
逆に言えば“見えない場所を掃除すると生活の質が一気に上がる”代表的な箇所です。

■ まとめ:換気扇は「外側がキレイ=大丈夫」ではない
今回の現場を通して改めて感じたのは、
換気扇は外側の見た目では判断できない家電だということ。
・吸い込みが弱い
・油が垂れてくる
・料理後にニオイが残る
これらはすべて内部汚れのサインです。
年に1回のプロ清掃をするだけで、
火災リスクは減り、モーター寿命も延び、部屋の空気が見違えるほど変わります。
写真をつける場合は、
外側(キレイ) → 内側(真っ黒) → 清掃後(新品同様)
の3枚構成がもっともインパクトがあります。

当店の特徴
その1・夫婦で貼替え職人をしています
その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
その3・見積もりには必ず栗田が伺います
その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています
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