ご相談・お申込み

0120-574-367

平日 9:00 - 18:00(定休日:不定休)

メールでのお問い合わせはこちらから

ブログ

ガラス障子からポリカ板へ変更

—安全性を最優先に—

本日は、ガラス障子をポリカーボネート板へ交換する工事をご依頼いただきました。昔ながらの木製建具にガラスが入っているタイプは見た目は良いのですが、一点だけ大きな弱点があります。「割れた瞬間に凶器へ変わる」という危険性です。

特に子どもや高齢者のいる家庭では、つまずいた拍子に肘や手をついてしまい、そのままガラスが砕けて大怪我につながるケースが実際に多く起きています。近年の住宅ではガラス障子自体が採用されにくくなった理由も、この“危険度の高さ”が大きな要因です。

今回の現場では、お客様自身も「昔から何度かヒヤッとしたことがあって…」とのことで、安全性を最優先にポリカ板への変更をご希望されました。ポリカーボネートはガラスの約200倍の耐衝撃性を持ち、落としても叩いても割れません。さらに重量が軽いので、開閉がスムーズになり、建具本体への負担も減ります。

見た目はすりガラスのように柔らかく、光もしっかり通すため、和室の雰囲気はそのまま。安全性と利便性を両立できる選択肢として、ガラス障子のあるご家庭には非常におすすめの施工です。


襖新調工事|40年前の襖を“張替えではなく新調”にした理由

本日もう一つの記事。築40年前後のお宅の襖工事をご紹介します。
問い合わせ内容は「張替えをお願いしたい」とのことでしたが、現地調査で現物を確認した瞬間に判断が変わりました。張替えではなく“新調”が最適だったからです。

40年もの間使われてきた襖は、一見すると紙の劣化だけが問題のように見えます。しかし実際は、内部の木枠の歪み、角の欠け、建付けの狂い、湿気による芯材の膨らみなど、表からは見えない部分にダメージが蓄積しています。表面だけキレイにしても、戸が反ったままでは開け閉めが重く、建具としての寿命は延びません。

今回のお宅でも同じ症状が複数あり、特に縦框のねじれと、芯紙のヘタりが顕著でした。こうなると張替えでは根本的な改善にならず、むしろ費用対効果が悪くなります。そこでお客様に現状を説明し、長期的な視点から「新調」のご提案をしました。

新しく製作した襖は、現代の材料を使いながらも、和室の雰囲気を壊さないよう注意して仕上げています。軽くて反りにくい建材を芯に使い、紙はご希望に合わせて上質な織物調。取っ手も昔ながらの真鍮色を選び、違和感なく空間に溶け込みました。
現場で建付け調整を行うと、指一本でスッと滑るように開く襖へ変身。お客様も「まるで家が若返ったみたい」と感動されていました。

40年前の建具は、当時の大工や職人が丁寧につくった“家の一部”です。だからこそ私は「残すべきもの」と「入れ替えたほうが良いもの」を冷静に見極めるようにしています。張替えが適したケースもありますが、今回のように構造が限界を迎えている場合、新調こそが“後悔しない選択”になります。

建具は、毎日触れる生活の道具。見た目以上に、使いやすさと耐久性が暮らしの満足度を左右します。
古い襖で開けづらい、重い、建付けが悪いなどの症状がある場合は、張替えだけで解決しようとせず、一度しっかり内部まで点検することをおすすめします。

当店の特徴

その1・夫婦で貼替え職人をしています

その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ

その3・見積もりには必ず栗田が伺います

その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています

商材紹介

襖張替え

障子張り替え

網戸張替え

畳の表替え

お客様の声というコンテンツへの弊社の思い

当店ではHPに【お客様の声】というページを作っていません。その理由とは

保有資格

・宅地建物取引主任士

・ファイナンシャルプランナー

・証券外務員

・感染対策アドバイザー

・高所作業車操縦免許

張替本舗金沢屋

龍ヶ崎・牛久・稲敷店

対応エリア

お見積もり・出張は無料!