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畳の真実【保存版】

── 知らないと一生損する、畳の中身・素材・構造の話 ──

畳は「和室に敷く床」ではない。
素材の集合体であり、構造物であり、そして消耗品である。

価格の差、耐久性の差、匂いの差、カビやすさの差。
それらはすべて「中身」で決まる。

本記事では、

  • 表(畳表)の種類
  • 縁(へり)の役割
  • 畳床(本体)の構造
  • 「2型・3型」と呼ばれる業界内部の区分
  • 国産・中国産の現実
  • よくある誤解

体系的に解説する。


1|畳は「三層構造」でできている

まず大前提。

畳は以下の3つで構成される。

  1. 畳表(たたみおもて)
  2. 畳床(たたみどこ)
  3. 畳縁(たたみべり)

一般の人は①しか見ない。
しかし、寿命を決めるのは②である。


2|畳表の正体

い草とは何か

畳表の主素材は「い草」。
ただし、い草にも格がある


2-1|い草の産地

  • 国産(熊本が9割以上)
  • 中国産
  • その他(ベトナム等:流通量は少ない)

現実として、

  • 品質重視=国産
  • 価格重視=中国産

これは事実。当店でも同等グレードでも国産と中国産では1畳あたり三千円の値段差がある。


2-2|い草の等級は「長さ」と「太さ」で決まる

い草の価値は主に以下で決まる。

  • 草の長さ
  • 草の太さ
  • 色ムラの少なさ
  • 折れ・傷の少なさ

長くて太く、均一な草ほど高級。


3|織り方の違い

「綿1」「綿2」「綿麻」とは何か

これは**畳表を織る際の経糸(たていと)**の違い。


3-1|綿1(めんいち)

  • 経糸:綿100%
  • 織り:比較的粗い

特徴

  • 柔らかい
  • 安価
  • い草が動きやすく、毛羽立ちやすい
  • 耐久性は低め

👉 賃貸・短期使用向け


3-2|綿2(めんに)

  • 経糸:綿100%
  • 織り密度が高い

特徴

  • 綿1より耐久性が高い
  • 価格と耐久のバランス型
  • 一般住宅で最も多い

👉 標準的な持ち家向け


3-3|綿麻(めんあさ)

  • 経糸:綿+麻
  • 高密度織り

特徴

  • 非常に丈夫
  • 草が動きにくい
  • 表面が締まっている
  • 価格は高い

👉 長期使用・来客頻度が高い家向け


4|和紙表・樹脂表という選択肢

4-1|和紙畳表

原料は「紙」。
ただし、普通の紙ではない。

  • 機械漉き
  • 樹脂含浸
  • 撥水・防汚加工

特徴

  • 色あせしにくい
  • カビに強い
  • 匂いはない
  • 踏み心地は硬め

👉 アレルギー対策・日焼け対策重視層


4-2|樹脂畳表

  • ポリプロピレン等
  • 工業製品

特徴

  • 水拭き可能
  • 劣化しにくい
  • 畳らしさは薄い

👉 介護施設・店舗向け


5|畳床(本体)が寿命を決める

ここが最重要

畳は表だけ替えられるが、畳床がダメなら全交換になる。畳床が使えなくなるケースは「経年劣化で凸凹、シロアリに喰われた、カビの侵食、雨漏れ水漏れでの腐食」などなど。


5-1|畳床の2大分類

  1. 藁床(わらどこ)
  2. 建材床(けんざいどこ)

6|藁床(伝統型)

  • 稲藁を何層も圧縮
  • 昔ながらの畳

特徴

  • 調湿性が高い
  • 重い
  • 音が柔らかい
  • 厚み調整が容易

弱点

  • 湿気に弱い
  • カビ・ダニのリスク
  • 原料不足で高価

👉 本物志向だが管理必須


7|建材床(現代型)

7-1|2型床とは

  • 発泡スチロール(PS)
  • 木質ボード
  • クッション材

構造

  • 軽量
  • 工業規格
  • 均一品質

👉 現代住宅の主流


7-2|3型床とは

  • 木質繊維板(インシュレーションボード)
  • 複合構造

特徴

  • 踏み心地が硬め
  • 湿気に比較的強い
  • 重さは中間

👉 マンション向き


8|「新畳」と「表替え」の本当の違い

  • 表替え
    → 表と縁のみ交換
    → 床はそのまま
  • 新畳
    → 表・床・縁すべて新品

価格差は床代


9|国産 vs 中国産の現実

事実だけを書く。

  • 国産は高品質
  • 中国産は価格優位
  • 当たり外れはある
  • 国産でも管理が悪ければ劣化する
  • 中国産でも良品は存在する

「国産=絶対正義」は幻想。
「中国産=粗悪」も事実ではない。


10|よくある誤解

❌「高い畳=長持ち」

床が同じなら寿命は変わらない


❌「畳は自然素材で健康的」

管理次第でカビの温床にもなる


❌「和紙畳は畳じゃない」

用途が違うだけ


11|職人視点の結論

畳は
素材 × 構造 × 使い方
の掛け算。

価格だけで選ぶと失敗する。
イメージだけで選んでも失敗する。

重要なのは
この家で、何年、どう使うか」。


12|最後に

畳は

  • 高級品でもあり
  • 消耗品でもある

この二面性を理解したとき、
初めて「正しい畳選び」ができる。

この知識は、
一生使える。是非、畳選びの基準として欲しい

当店の特徴

その1・夫婦で貼替え職人をしています

その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ

その3・見積もりには必ず栗田が伺います

その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています

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