畳交換のはずが…シロアリ被害が発覚しました
今回は「畳の交換」のご依頼でした。
既存の畳を引き上げ、下地の確認をしたところ――床下の木部に明らかな異変。
ねだ(根太)と大引(おおびき)の一部がシロアリに食われ、空洞化していました。
表面からは分かりません。畳は普通に敷いてあり、沈み込みも軽度。
しかし、木材の内部がスカスカ。指で押すと崩れる状態です。
畳は仕上げ材。
その下の構造が傷んでいれば、いくら新調しても意味がありません。
今回は、畳交換に先立ち、床組みの補修工事に切り替えました。


ねだ・大引の交換工事
床板を一部解体し、被害範囲を確認。
食害が確認されたねだと大引を撤去します。
大引は床を支える横架材。
ねだはその上に組まれ、畳や床板を受ける部材です。
ここが弱れば、床鳴りや沈み込み、最悪の場合は床抜けにつながります。
新たに乾燥材を使用し、水平を取り直しながら組み直しました。
既存の健全部材との取り合いも確認し、強度を優先しています。
今回は部分交換で対応可能な範囲でしたが、被害が広がっていれば全面改修もあり得ました。
畳屋の仕事は、畳だけ見ていれば良いわけではありません。
下地まで確認して初めて「交換」と言えます。



束を金属製へ交換
今回、束(床を支える縦の支柱)も木製から金属製へ交換しました。
木製束は湿気とシロアリに弱い。
床下環境が悪いと再発リスクが残ります。
金属束は腐食に強く、シロアリの食害を受けません。
高さ調整も可能なため、水平精度も上げやすい。
構造的な再発防止策として、今回は全束交換としました。
単なる「原状回復」ではなく、「次に起きにくい構造」にする。
ここまでやって初めて、お客様に説明できます。


畳は明後日納品予定|経過報告
畳は現在製作中です。
明後日に新畳を搬入・敷き込み予定。
下地が整った状態での新調は、仕上がりが違います。
沈み込みもなく、踏み心地も安定するはずです。
今回のケースのように、畳交換をきっかけに床下の異常が見つかることは珍しくありません。
畳は「点検口」の役割も持っています。
普段見えない構造を確認できるタイミングです。
シロアリは表に出ません。
静かに内部を食い進みます。
築年数が経過している住宅、床がわずかに沈む、畳が波打つ。
こうした兆候があれば、一度下地確認をおすすめします。
明後日、畳を納めた段階で再度仕上がりを報告します。
今回は経過報告でした。
床は見えない部分が本体です。
仕上げより構造。これは変わりません。
畳交換をご検討の方は、下地確認まで含めてご相談ください。
表面だけ整えても、構造が傷んでいれば意味がない。
経過は追って更新します。

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