畳がベコベコ?「根太不足+木材劣化」だった話|
和室の畳が沈む、歩くとフワフワする。
現場では意外と多い症状です。
畳を新調しても解決しないケースがあり、その場合は畳の問題ではなく床構造に原因があります。
今回の現場はまさにそれでした。
畳を上げてみると、
- 根太のピッチ不足
- 木材の劣化
このダブル要因で床がたわんでいました。
この記事では、畳の下がベコベコする原因と、根太ピッチを増設して解消した施工事例を紹介します。

畳がベコベコする原因は「畳」ではない場合が多い
和室でよく聞く相談がこれです。
- 畳が沈む
- 歩くとフワフワする
- ギシギシ音がする
多くの方は「畳が古いから」と思われます。
しかし実際には、
原因の多くは床下構造です。
畳の構造はシンプルです。
畳
↓
荒床板(下地板)
↓
根太
↓
大引き・土台
この中で沈みの原因になるのは主に
- 荒床板の劣化
- 根太のピッチ不足
- 木材の腐食
です。
今回の現場はこのうち
根太ピッチ不足+木材劣化
という典型例でした。
畳を上げると根太の間隔が広すぎた
畳をすべて上げて確認すると、まず気づいたのが
根太の間隔が広い
ことでした。
一般的な和室の根太ピッチは
303mm〜455mm程度
が多いです。
しかし今回の現場では
約600mm近い間隔
になっていました。
この状態だとどうなるか。
床板が根太と根太の間でたわみます。
例えるなら
- 細い板を机の端に置く
- 真ん中を押す
そんな状態です。
最初は問題なくても、長年使うと
- 木材疲労
- 湿気
- 経年変形
で沈みやすくなります。


木材劣化も重なり沈みが加速
さらに確認すると、もう一つ問題がありました。
荒床板の劣化です。
木材は長い年月で
- 湿気
- 温度変化
- シロアリ
- 荷重
によって強度が落ちます。
今回の床板も
- 若干のたわみ
- 柔らかさ
が出ていました。
つまり状況としては
根太ピッチ不足 → 床板がたわむ → 劣化でさらに沈む

という構造でした。
これはまさに
Wパンチ状態
です。
このまま畳を替えても解決しません。
解決方法は「根太ピッチ増設」
対処方法はシンプルです。
根太を増設してピッチを細かくする。
これにより
- 床板の支えが増える
- 荷重分散
- たわみ防止
ができます。
今回は既存の根太の間に
新しい根太を追加
これによりピッチは約300mm前後まで改善しました。

根太増設の施工ポイント
現場で重要なのは次のポイントです。
1. 水平を取る
古い家は床が微妙に歪んでいます。
そのため
- 水平確認
- 高さ調整
を行いながら固定します。
ここを雑にすると
畳がガタつく原因になります。
2. 固定はビスが基本
昔は釘でしたが、現在は
ビス固定
が基本です。
理由は
- 引き抜けに強い
- 緩みにくい
- 強度が安定
だからです。
床下構造は見えない部分ですが、ここが重要です。
3. 床板の弱い部分は補強
劣化が進んでいる部分は
- 合板補強
- 部分張替
を行います。
これで床全体の強度が上がります。

施工後はベコベコ完全解消
根太を増設し、床板を補強した後に畳を戻すと
沈みは完全に解消。
歩いた感覚も
- フワフワ感なし
- しっかりした踏み心地
に変わりました。
お客様も
「最初からこうだった気がする」
と驚かれていました。
畳の問題と思われがちですが、
実際は床構造の問題
というケースは少なくありません。
畳が沈むときは床構造を疑う
もし和室で
- 畳が沈む
- 歩くとフワフワ
- 畳を替えても直らない
場合は
根太ピッチ不足
の可能性があります。
特に
- 築30年以上
- 古い木造住宅
- リフォーム歴あり
の場合は起きやすいです。
畳は表面ですが、重要なのは
その下の構造です。
まとめ|畳の下の構造が重要
今回の事例では
根太ピッチ不足+木材劣化
というW原因で畳が沈んでいました。
しかし
- 根太増設
- 床板補強
を行うことで問題は解消しました。
畳の沈みは
畳交換では直らないケース
もあります。
そんなときは
床構造のチェック
が必要です。
和室の違和感がある場合は、早めに確認することで大きな修理を防ぐこともできます。
畳のお話 完結版

当店の特徴
その1・夫婦で貼替え職人をしています
その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
その3・見積もりには必ず栗田が伺います
その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています
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