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稲敷市の凸凹した畳を国産い草で表替えリフォーム

施工前後

「畳の表面がでこぼこしてきた」「畳の沈みが気になる」――そんなお悩みをお持ちではありませんか?稲敷市にお住まいのお客様より、長年使用されてきたわら床(わらどこ)の畳について、表面の凸凹が目立ってきたとのご相談をいただきました。今回は、国産い草を使用した表替え(おもてがえ)施工の事例をご紹介します。下地の補修から仕上げのござ選びまで、職人のこだわりとともに詳しく解説します。

お悩みの背景とご要望

稲敷市のお客様のお宅では、昔ながらのわら床(稲わらを重ねて圧縮した伝統的な畳の芯材)が使われていました。わら床は弾力性や吸湿性に優れた素材ですが、長年の使用や湿気の影響によって内部のわらが偏ったり、へたったりすることがあります。その結果、畳の表面に波打つような凸凹(でこぼこ)が生じ、歩いたときの違和感や見た目の悪さが気になるようになります。

お客様のご要望は「できれば新調(畳丸ごとの交換)ではなく、表替えで何とかしてほしい」というものでした。表替えとは、畳の表面に張られたござ(畳表)だけを新しいものに交換する方法で、畳床(たたみどこ)はそのまま再利用します。費用を抑えながら畳を蘇らせることができるため、多くの方に選ばれている施工方法です。しかし今回のように下地の凸凹が大きい場合は、そのまま表替えをしても新しいござに凸凹が浮き出てしまい、仕上がりが美しくなりません。職人としての腕の見せどころです。

施工内容の紹介

今回の施工では、表替えを美しく仕上げるために、まず畳床の下地補修を行いました。以下に施工前後の状態をご覧ください。

施工前

施工前

長年の使用によりわら床内部のわらが偏り、畳表面に大きな凸凹が生じている状態です。踏んだときの沈み込みもあり、生活の快適性が損なわれていました。

施工後

施工後

藁(わら)の詰め物で下地を平らに整えた後、国産い草のごさで表替え完了。凸凹が解消され、美しくフラットな畳に仕上がりました。い草の清々しい香りも部屋に広がります。

今回の表替えのポイント

①わら床の凸凹を「藁の詰め物」で補修する

今回最大の課題は、わら床(畳の芯材)の著しい凸凹でした。通常、表替えは古い畳表を剥がして新しいものを張り替えるだけですが、下地が凸凹のままでは新しいござにその形がそのまま浮き出てしまいます。

そこで今回の職人は、くぼんでいる部分にわら(藁)を詰める補修作業を丁寧に行いました。へこんだ箇所に適量のわらを挿し込み、全体の高さを均一に整えてから新しい畳表を張ることで、表替えでありながらフラットで美しい仕上がりを実現しています。この補修作業は、長年の経験と感覚が必要な職人技です。

②凸凹のある畳には「綿綿縦糸(めんめんたていと)のごさ」が最適

畳表(ごさ)には、縦糸の素材によっていくつかの種類があります。一般的によく使用される綿麻(めんあさ)縦糸は、麻の強さと綿の柔らかさを兼ね備えた素材で、多くの場合に適しています。しかし、麻糸は硬くコシがあるため、下地に凸凹がある場合にその形を拾いやすいという特性があります。

一方、綿綿(めんめん)縦糸のごさは、縦糸がすべて綿でできているため、適度な柔軟性があり、多少の下地の凸凹をなじませながら張ることができます。今回のようにわら床の凸凹が多いケースでは、綿麻より綿綿縦糸のごさのほうが適していると判断し、こちらを採用しました。職人の豊富な知識と経験があってこそできる素材選びです。

③国産い草の品質と安心感

今回使用したのは、国産い草(くにさんいぐさ)を使用した畳表です。国産い草は、主に熊本県などの産地で厳しい品質管理のもと栽培されており、輸入品と比べてい草の繊維が密で丈夫、色艶や香りも豊かです。踏んだときの感触がよく、長持ちするのも特徴のひとつ。稲敷市のお客様にも、その品質の違いを実感していただけたと思います。

畳の目(め)が整然と並んだ美しい畳表は、和室に清潔感と落ち着きをもたらします。また、い草には空気清浄効果や調湿効果があるとも言われており、お部屋の快適性を高める効果も期待できます。

④表替えで費用を抑えながら和室を蘇らせる

畳のリフォームには、大きく分けて「表替え」「裏返し(うらがえし)」「新調(しんちょう)」の3種類があります。

  • 裏返し:畳表を裏面に返して再使用。比較的新しい畳向け。
  • 表替え:畳表だけを新しいものに交換。畳床はそのまま再利用。
  • 新調:畳床ごとすべて新しく交換。最もコストがかかる。

今回のお客様のように、わら床自体はまだ使用できる状態であれば、表替えで十分に和室を蘇らせることができます。下地の補修を組み合わせることで、新調に近い仕上がりを実現しながらコストを抑えられるのが表替えの魅力です。稲敷市周辺で「畳の表面は傷んでいるが、できるだけ費用を抑えたい」とお考えの方には、ぜひ一度ご相談ください。

担当者より一言

稲敷市のお客様、この度はご依頼いただきありがとうございました。今回の畳は凸凹がかなり大きく、最初は表替えが難しいかとも思いましたが、わらの詰め物でしっかりと下地を整えることで、きれいに仕上げることができました。また、ごさの縦糸選びも重要なポイントで、今回は綿綿縦糸を選んだことが仕上がりの美しさに大きく貢献しています。

畳は日本の和室に欠かせない存在であり、正しいメンテナンスを行えば長く快適にお使いいただけます。「うちの畳は表替えができるのかな?」「新調したほうがいいのか迷っている」など、些細なことでも構いません。稲敷市やその周辺エリアの畳・襖・障子・網戸のリフォームは、私たちにお気軽にご相談ください。現地を拝見した上で、お客様に最適なご提案をさせていただきます。

地域に密着した職人として、これからも一枚一枚の畳に真心を込めて取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

当店の特徴

その1・夫婦で貼替え職人をしています

その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ

その3・見積もりには必ず栗田が伺います

その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています

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