網戸は張替えと新調どっち?1万枚以上施工した職人が解説
「網戸が破れたから張り替えれば大丈夫?」
「フレームが古いけど、まだ使えるかな?」
「新調した方が結果的に安いこともある?」
このようなご相談を毎日のようにいただきます。
網戸は襖や障子と同じように、「破れたから張り替える」というイメージを持たれがちですが、実際には張替えで十分なケースと新調した方が良いケースがあります。
私たちはこれまで1万枚以上の網戸施工に携わってきましたが、お客様に無理に新調をおすすめすることはありません。
逆に、まだ十分使える網戸なら張替えをご提案します。
今回は、現場で実際に見ている判断基準をご紹介します。

張替えがおすすめなケース
次のような状態なら、張替えで十分です。
- 網が破れている
- 網がたるんでいる
- 紫外線で網が劣化している
- 色あせて見た目が悪くなった
- 小さな穴が開いている
フレームがしっかりしていれば、網を新しく張るだけで十分長く使用できます。
網戸は消耗品です。
紫外線や風雨にさらされるため、一般的には10年前後で網の劣化が始まります。
網だけを交換することで、新品同様の使い心地を取り戻せます。
実はゴムも寿命があります
意外と知られていませんが、網戸は網だけではありません。
網を固定しているゴム(押さえゴム)も年月とともに硬くなります。
ゴムが硬化すると、
- 網が外れやすくなる
- 網が波打つ
- 張ってもすぐ緩む
という症状が出ることがあります。
張替えの際には、このゴムの状態も確認し、必要であれば同時交換をおすすめしています。
戸車交換だけで直ることもあります
「網戸の動きが重い。」
そうなると、新調を考える方も少なくありません。
しかし原因はフレームではなく、戸車であることが非常に多いのです。
戸車は毎日少しずつ摩耗しています。
交換するだけで驚くほど軽く動くようになるケースも珍しくありません。
「動かない=新調」
ではありません。
まずは原因を見極めることが大切です。
新調がおすすめなケース
次のような状態では、新調をおすすめする場合があります。
- フレームが大きく曲がっている
- 落下して変形している
- アルミが腐食している
- サイズが合っていない
- 建て付け自体が悪くなっている
- 部品供給が終了して修理できない
特に築30年以上のお住まいでは、現在の規格とは異なる網戸が使われていることもあります。
部品が入手できない場合は、修理するより新調した方が費用を抑えられることもあります。
網戸はメーカーによって構造が違います
網戸はどれも同じように見えますが、
実際には
- YKK AP
- LIXIL
- 三協アルミ
- 不二サッシ
- 新日軽
- トステム(旧製品)
など、メーカーによって構造が異なります。
戸車の種類だけでも数百種類以上あります。
そのため、
「ホームセンターで戸車を買ったけど合わなかった。」
というご相談も珍しくありません。
専門業者はメーカーや年代を見ながら適切な部品を選んでいます。
新しい網にもいろいろな種類があります
最近では網にもさまざまな種類があります。
例えば、
24メッシュ
一般的によく使われる標準タイプです。
30~33メッシュ
小さな虫の侵入を抑えたい方に人気です。
ペットディフェンスネット
犬や猫の引っかき傷に強く、破れにくいタイプです。
ステンレスネット
耐久性に優れ、防犯面でも注目されています。
グラスファイバーネット
紫外線に強く、たるみにくい特徴があります。
ご家庭の環境によって最適な網は異なります。
張替えと新調、迷ったらここを見てください
簡単にまとめると、
張替えがおすすめ
- 網だけが傷んでいる
- フレームはまっすぐ
- 戸車交換で直る
- ゴム交換で改善する
新調がおすすめ
- フレームが曲がっている
- サイズが合っていない
- 部品供給が終了している
- 修理費が新調に近づいてしまう
この判断は写真だけでは難しいこともあります。
実際に建て付けや動きまで確認して初めて分かることが多いのです。
「安い方」を選ぶことが、お得とは限りません
「とりあえず張替えで。」
もちろん、その選択が正しいこともあります。
しかし、本体が寿命を迎えている網戸を何度も修理すると、
戸車交換、
ゴム交換、
網張替え、
と少しずつ費用が積み重なり、結果的に新調した方が安かったというケースもあります。
逆に、まだ十分使える網戸を新調するのも、もったいない話です。
大切なのは、今の状態を正しく見極めることです。
職人が一番大切にしていること
私たちは「張替え屋」でも「新調屋」でもありません。
本当に大切なのは、お客様にとって一番無駄のない方法をご提案することです。
まだ使える網戸なら張替えをおすすめします。
本体の寿命が来ているなら、新調をご提案します。
場合によっては、戸車交換だけで済むこともあります。
現場では、その場で状態をご説明しながら、お客様と一緒に最適な方法を考えています。
網戸は毎日使うものだからこそ、軽く動き、虫をしっかり防ぎ、安心して長く使えることが大切です。
「張替え」と「新調」のどちらが正解かではなく、ご自宅の網戸にとって最適な方法を選ぶこと。それが後悔しない網戸選びのポイントです。












当店の特徴
その1・夫婦で貼替え職人をしています
その2・ご反響の電話には栗田洋子がでます、安心してご連絡くださませ
その3・見積もりには必ず栗田が伺います
その4・(社)茨城県南職人協会の理事であり工事の健全化に努めています
商材紹介
・襖張替え
お客様の声というコンテンツへの弊社の思い
当店ではHPに【お客様の声】というページを作っていません。その理由とは
保有資格
・宅地建物取引主任士
・ファイナンシャルプランナー
・証券外務員
・感染対策アドバイザー
・高所作業車操縦免許
